最近、お引越しのため片付けをしていたら
こんな2年前の撮りだめCD-ROMを見つけました。
UPするにはちょっと季節はずれになってしまいましたが
もう今となっては訪れることともほとんど叶わない
懐かしい近畿の思い出の場所をブログに残しておきたくて
こちらに保存しておくことにしました。
奈良県宇陀郡曽爾村、曽爾高原。
ここは奈良県でもほぼ三重県よりにあって
車で行くと名阪国道、「針インター」からさらに約2時間ほどかかる場所で
高原いっぱいにススキが広がるススキの名所です。
特に晩秋の頃、夕陽に染まり
黄金色に一斉にたなびくススキの美しさは素晴らしく、
この時期は夜間ライトアップなども実施されています。
とにかくススキの背が高いったらないのです。
あちこちに人が歩ける筋道がつけられているのですが
入り込むと深いところではスッポリ埋もれてしまいます。
本当に広大なススキ野原。
とっても幻想的でした。
細い道を観光客が列になって歩いて行きます。
少し高台から見ていると
アリさんの行列のように見えます。
こんな中にいると
ゴミゴミした都会には帰りたくなくなりますね。
というか、
帰り道をまた3時間以上かかって帰らないといけない、
というのがほんとに嫌で仕方なかったです。
一本では華やかさがないススキですが
これだけたくさんあると
とても趣きがありますね。
風が吹くと一斉にススキの穂がたなびきます。
鳥肌がたつほどに神秘性が増します。
この日は曇っていましたが
曇りの時は曇りの時なりに
ススキの銀色の穂が馴染んでとても美しく見えました。
高原中央のお亀池の周りにはこんな灯籠が立ち並んでいます。
ススキのシーズンには夜間にライトアップされるそうです。
それはまたすごく幻想的で是非とも観てみたいのですが
夜まで長居すると帰りが大変なのでこの時は残念しました。
なんだか時代劇の決闘の場のよう。 木枯らし紋次郎とかがでてきそうです。(古っ!)
この高原から少し道を下ったところには温泉もありました。またお土産物屋さんには「曽爾高原ビール」というものもあり、御当地ビールで珍しかったので買って帰りました。あああ、また行ってみたいなぁ・・・・・。